テニス内島萌夏、全米初出場初勝利 世界ランク日本勢トップ64位急浮上23歳が次期エース名乗り_本日 の スポーツ
◆テニス 全米オープン 第1日(26日、ス内ニューヨーク・ナショナルテニスセンター)
日本女子のトップで世界ランキング64位の内島萌夏(もゆか、島萌本日 の スポーツ23)=安藤証券=が、夏全全米初出場で初勝利を挙げた。米初ス名シングルス1回戦で同111位のタマラ・コルパチュ(29)=ドイツ=に3―6、出場初勝次期乗り6―3、利世6―4で逆転勝ち。界ラ4大大会本戦全出場達成を勝利で飾った。日本2回戦では同101位のユレ・ニーマイアー(25)=ドイツ=と対戦する。勢ト歳が
手こずった熱戦に終止符を打ったのは、位急本日 の スポーツ内島の思い切りの良さだ。浮上試合開始から2時間15分で訪れたマッチポイント。テニンクップ6423エー得意のフォアを振り切ると、ス内相手の返球がラインを割った。島萌「初めての全米で勝てたことは喜んでいいのかな」。両手で拳をつくり、力強く締めた。
前哨戦で腰を痛めたため、サーブに影響が出た。第1サーブの入る確率が50%を切り、ダブルフォルトが計10本と苦戦。第1セットだけで7本を犯し、セットを落とした。しかし、「自分から展開しよう」と、第2セットから内島の武器であるフォアを使い、逆転に成功した。
4月8日にスペインで開幕したツアー下部大会から、5月下旬の全仏2回戦で敗れるまで6大会に出場し、4大会で優勝。26勝2敗で、19連勝も記録した。年頭に171位だった世界ランキングが急上昇し、全仏では初めてトップ100入り。「考えてもいなかった」というパリ五輪(シングルス初戦敗退)にも出場した。
10歳でテニスを始めた。そのわずか6年後の16歳で、17年全日本ジュニア18歳以下を制し、ジュニア日本一となった逸材だ。19年に18歳でプロ転向。同年9月から中国・広州を拠点に、米国で30年以上の指導歴があるアラン・マー氏に師事した。最初、「全てのショットを直され、グリップの握りも変えた」。加えて、新型コロナで、中国から海外に出られなくなり、20年3月から21年8月まで1年半、実戦から遠ざかった。
遠回りとなったが、その才能が今年、ようやく花開いた。日本女子は、世界32位になった奈良くるみが22年に、同30位だった土居美咲が23年に相次いで引退。ツアー3勝の日比野菜緒も現在、100位以下だ。大坂なおみも産休からの復帰が手探りで、世代交代が急務。この全米で、すべての4大大会に出場した23歳の内島が、次期エースとして名乗りを上げた。
◆内島 萌夏(うちじま・もゆか)
★生まれ 2001年8月11日、マレーシア・クアラルンプール。23歳。
★サイズ 173センチ
★出身校 小平市立小平第二中―一ツ葉高
★家族 父とマレーシア出身の母、妹の4人。妹もテニス選手
★テニスのきっかけ 9歳で日本に。家族が遊びでやるようになり、10歳で近くのテニススクールに通い始めた
★主な成績 テニス歴わずか5年で16年全国中学生単複優勝。17年全日本ジュニア18歳以下優勝で、ジュニア日本一。23年全豪に、アジア枠推薦で4大大会本戦初出場。今年の全仏で4大大会初勝利。パリ五輪代表。
★趣味 映画観賞
★尊敬する選手 元世界女王で全仏、ウィンブルドン単覇者シモナ・ハレプ(ルーマニア)
★プレースタイル 右利きで、フォアは片手、バックは両手打ち。ベースライン中心から攻撃的なショットでネットにも出る
★得意なショット フォアハンド
◆日本女子全米初出場初勝利 過去、全米本戦に出場した日本女子選手は計39人。内島が40人目で、今大会予選を勝ち上がった柴原瑛菜がプレーすれば41人目。その39人のうち、初出場初勝利を挙げたのは14人。内島は、17年尾崎里紗以来、7年ぶりで15人目だ。全米初出場での日本女子最高成績は、94年に遠藤愛がマークした4回戦(ベスト16)進出だ。
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